書籍紹介 ー週2正社員のススメー

週2正社員のススメ

あなたの企業も生き返る?
人材不足や雇用問題に悩む中小零細企業者の方へ。

「幸せな働き方とは」を突き詰めたら週2正社員になった。社労士も年金事務所も知らない。新しい時代の働き方が中小零細企業を元気にする!

 

書籍情報

タイトル: 週2正社員のススメ
著者: 平井良明/池元正美/津森俊彦/冨浪真樹  (共著)
出版社: 一般社団法人中小企業事業推進機構
ページ数: 約300ページ
書籍のサイズ: 四六判 縦188ミリ、横130ミリ
価格: 3,000円+税

 

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多様な働き方を模索していたら、週2正社員に行きついた…!

経営資源に乏しく人事部もない中小企業に対し、国は働き方改革と称して「有給強制取得」「同一労働同一賃金」「非正規雇用を正規雇用に」と、さまざまな要求を突き付けてきます。

2023年の年頭には追い打ちをかけるような首相の賃上げ要請。これに対し大企業は、次々とこの要請に応じる方針を表明しました。

潤沢な資金と人手が確保できている大企業なら、こういった対応など取るに足らないことなのでしょう。しかし地方の中小企業が国の方針を全て踏襲すれば、間違いなく倒産してしまいます。

人手不足に資金不足、売上の低迷…といった課題山積の中小企業が、国の方針に従いながら会社を存続させ、従業員が気持ちよく働ける環境を維持するにはどうしたらいいのか…?
福岡の経営者が仲間を募って学びを深め、ようやく1つの打開策を見いだしました。

 <人も会社も、さらには地域も幸せになれる“新しい働き方”を提案します!>

 「週2正社員」とは、勤務日数を週2日に限定した正社員雇用です。日曜日から土曜日までの7日間のうち、2日だけその会社で働きます。いわゆるパラレルワークを前提としているので、残りの5日間は別の会社で働いたり、自分で事業を立ち上げたりしても全く問題ありません。家事や育児・介護に割り当てるのはもちろん、大学や専門学校で自己研鑽に努めたり、趣味に没頭したり、自分の好きなようにカスタマイズすれば良いのです。

会社は、就業規則で短時間正社員制度を作ります。雇用形態はあくまでも正社員なので、業務内容や給与、賞与や有給といった規定はフルタイムの正社員と同等です。正社員として扱うことで、日数は短くても雇用保険や社会保険に加入し、安心して働ける環境づくりを模索しました。本書ではその理念から制度の構築方法まで、余すところなく紹介していきます。

 

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目次

第1章 中小企業だって社員の幸せを考えたい
  中小企業は余裕がない! 時間・資金・人
  働く人の幸せって何だ?
  「働くしあわせ」は十人十色

第2章 そしてたどり着いた週2正社員
  正社員にも『いろんな形』があっていいんじゃない?
  週2正社員のメリット
  週2正社員を実現するために解決すべき課題
  週2正社員を導入する中小企業支援制度

第3章  社会保険労務士の視点から見た雇用についての正しい理解
  日本型雇用の経緯を振り返る
  雇用形態に関する用語を理解する

第4章 現在と今後の労働法制について理解する
  労働法制
  働き方改革

第5章 週2正社員制度の実践
  制度づくりの手順と整備
  想定される導入例
  
第6章 なぜキャリア開発が必要なのか
  ~「キャリア開発」に取り組む意義~
  キャリアとは仕事人生
  どのような視点で自分のキャリアを考えていくか
  キャリア開発について

第7章 キャリア開発を実践するには
  個人が実践するキャリア開発
  企業としての実践
  企業がキャリア開発で成果を出すカギ

第8章 企業における人事部の役割とは?
  中小企業が瀕している現状
  そもそも人事部の役割とは?
  週2正社員制度を導入、運用する際に人事部が担う役割

第9章 これからの地域が取り組むべき施策は?
  徳島で見聞きした“社長の理想”と厳しい現実
  地域で後継者を育む土壌づくり
  週2正社員の可能性

第10章 これからの課題
  地域の人材を複数の会社がシェアするという考え方
  週2正社員で連携できそうな地域の事業

読者の方へ「おわりに」
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